ちょっと前に日本でも請求書やレシートの写真をアップロードしてOCRで認識させるサービスがありましたが、会計ソフトと連動しているわけではなく実用的ではありませんでした。
freeeさんでもこのOCRを利用した記帳機能の提供を始めたようです。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141107_675084.html
この機能は便利だと思うのですが、撮影して、アップロードするという二度手間ならば毎回行うのは億劫になってきます。
freeeさんは専用アプリを用意したとしているようなので、二度手間にならないようなら助かります。
wave accountingならば専用のアプリで撮影を行うと同時に自動でアップロードされます。
そのためタイトルにもアップロードとは書きませんでした。
今回はレシートではなく請求書をアップロードしてみました。
このクオリティでも取引先、日付、金額は間違えずに読み込んでくれました。
このアプリ上からでも勘定科目を入力できます。
billという項目ですが、これは入力した請求書とひもづけるために使用します。
受け取った請求書をBillsで入力し、支払ったものをアップロードして管理します。
請求書番号と紐付けてpaidにすると買掛金が消し込まれます。
この作業はPCから行います。
スマホからはあくまでの内容の確認です。
Transactionsから該当する請求書を選択してcreate bill paymentを選択して紐付けます。
もちろんレシートだけではなく、受け取った請求書をアップロードして管理することも可能です。
その場合はPCからのほうが簡単です。
請求書データなどはクラウド保存してあればスマホからでもアップロード可能ですが、相手科目に未払金を設定しなければいけません。
スマホアプリからでは未払金を表示するように設定出来ないのでこれはPCから作業します。
receiptからファイルをアップロードします。
アップロードしたファイルを選択して借方項目で未払金を選択します。
ここに未払金を表示させるためには、Accountingで科目を作成するか、もともとある英語の科目を変更するかして、Payment Accountにチェックを入れます。
上記はすべてスマホのアプリから操作可能ですが、未払金を加えたタイミング等によってスマホには表示されないこともあるみたいです。
飲食経営やIT関係、不動産仲介もそうですが、売上が単純な業種は記帳も単純です。
飲食なんて日々の売上を把握したいのであればクラウドで管理すべきです。
しかし、日本のクラウド会計ソフトはどこも有料です。
毎月継続的にかかる費用は少しでも無くしたい!!
そこで無料で使えるクラウド会計ソフトWAVEが役に立ちます!
飲食店の場合、毎日の売上を入力します。
レジアプリを使用している場合やレジからのCSVデータをエクスポート出来る場合はそのデータをそのままインポートさせればよいのですが、レジなんてないというお店の場合は直接入力します。
TransactionsのAdd Incomeをクリック
Descriptionには詳細
Amountには金額
Categoryには貸方科目(売上、雑収入等)
Accountには借方科目(現金、売掛金等)
上記では英語の科目になってますが、日本語の科目も設定できます。
試しに1千万の売上を入力してみまs。
Dashboardには入力した1千万が棒グラフで表示されてます。
飲食店の場合、日々なにかしらコンビニとかで購入することもあるでしょう。
その時はレシートを撮影してアップロードするだけです。
IOS
https://itunes.apple.com/us/app/receipts-by-wave/id619867797?ls=1&mt=8
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.waveaccounting.receipts
こんなアプリです。
起動したらIDとPASSを持っていない人はsign upから作成、持っている人はsign inで入力。
ログインするとこんな画面になります。
プラスをクリック
写真を取る場合は写真マークを、すでにあるデータからアップロードする場合は右のファイルボタンをクリック
写真を撮った後、撮り直す場合はRetakeをクリック
撮った写真を採用する場合はUse Photoをクリック
アップロードされてます。
PCのwaveのReceiptsを見ると、見事にアップロードされてました。
Receiptsでアップロードされたレシートのカテゴリーや使用する科目を設定します。
(日付と金額はちゃんと読み取ってくれてました。)
(下のほうにある消費税は税金の設定で色々と作成してみたものです。削除したはずなのですが、まだ何故か反映してます……。)
確定させると、仕訳ではこんな感じに反映されてます。
(Transactions項目をクリック)
チェックを外すと、確認されたということでTransactions項目からは除外されます。
(チェックは外しても外さなくてデータには反映されています。)
経費はTransactions画面で円グラフとなって確認できます。
この無料クラウド会計ソフトはタブレットはもちろん、スマホでも確認することが出来ます。
日々の報告を未だに紙に書いたりしているようなら、このソフトを使って管理したほうが手間もかかりません!
リアルタイムで情報が共有されるので飲食店オーナーが数字を確認するにも活躍します!!
他店舗経営されている方もひとつのアカウントで店舗毎にデータを作成出来るので、管理しやすいと思います!!!!!
会社を作るとき、合同会社にするか、株式会社にするか・・・
資本金はいくらにすればよいか、役員はどうしようか・・・
悩みは色々とあると思います。
株式会社と合同会社の大きな違いは所有と経営が分離してるかどうかです。
最近ではappleさんが合同会社にしたりと認知度は高まっているように思いますが、まだまだ一般的には知られてません。
私が合同会社にした理由は、単純に設立費用が安いからです。
しかも、最初に合同会社を設立し、その後、株式会社に組織変更したほうが、最初に株式会社を設立するよりも費用が安くなります。
(実費だけを考えるのと、電子定款を利用することを前提としてます。)
具体的な金額を計算してみます。
株式会社を設立:約202,000円
(内訳:公証役場手数料約52,000円+ 登録免許税150,000円)
合同会社を経由して株式会社へ変更(設立):約150,000
(内訳:合同会社設立 登録免許税60,000円+株式会社への変更登録免許税 60,000円+官報掲載料約30,000円)
約5万2千円も安くなります。
株式会社の設立の際には、公証役場での定款認証が必須ですが、合同会社を経由する場合は、なぜか公証役場での認証は不要との取り扱いになっています。
気が変わった時に株式会社にすればいいだけですし、手続きも簡単です。
面倒な人はクラウドで頼めば格安で行えます。