受取利息を計上した時は仕訳が面倒です。
源泉所得税、復興特別所得税、利子割と計算しないといけません。
会計ソフトに受取利息を計上すると自動で計算して仕訳してくれれば楽なのに。
最悪、無視して申告しても法人が損するだけですので大した問題ではありませんが、多少でも還付や税額控除、損金算入(源泉所得税)出来るのであれば、ちょっと面倒ですがきちんと申告したほうがお得です。
では、忘れないように計算方法を書いておきます。
復興税がある前は0.8で割ってればよかったので単純でしたが、1年に1回しか計算しないとなれば下記数字は覚えられません。
平成25年以降の受取利息は下記の金額が差し引かれます。
税金 | 税率 |
---|---|
国税(源泉所得税) | 15% |
国税(復興特別所得税) | 0.315% |
地方税(道府県民税利子割) | 5% |
合計 | 20.315% |
入金された利息は利息総額の79.685%(1-20.315%)であり、その利息総額の15.315%が所得税および復興特別所得税の合計額となります。
入金された利息÷0.79685×0.15315=所得税および復興特別所得税の合計額(1円未満切捨)…(A)
(A)÷102.1×2.1=復興特別所得税の額(50銭以下切捨、50銭超を切上)
(A)-復興特別所得税の額=所得税額
入金された利息÷0.79685×0.05=利子割(1円未満切捨)
入金された利息+所得税+復興特別所得税+利子割=受取利息
上記計算を電卓片手に行うのは面倒なのでWEB上で計算させました。
http://clttrust.com/?page_id=3533
このページを埋め込んでます。
こういったのは大変助かるツールですね。
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