最近マネーフォワードを使用する機会をいただいたので、この際なので以前使用したことのあるfreeeとの違いを勝手に比較してみました。
インターフェースはどちらも同じような感じなので好き嫌いの問題ですね。
ただ、マネーフォワードはトップページにCFを持ってきているようにCFを重要な指標としているのでしょう。
しかも営業活動や投資活動などに分けてCFを表示させているので会計人が好むインターフェースのような気がしますが、知識のない人は何を表してるのかよくわからないと思います。
freeeはあくまでも入金と出金のみ。
分かりやすくていいと思いますが詳細な分析には適してないです。
・入力の仕方
freeeの入力はどうもなれません。
freeeは借方、貸方に科目と金額を入力していくのではなく、片方の科目が固定されていて、もう片方を入力していくという方法です。
マネーフォワードは一般的な会計ソフトに似せた使用にしているのでしょう。
通常通り借方と貸方に入力していきます。
今まで普通に振替伝票で入力していた人は間違いなくマネーフォワードの方が使いやすいと感じるでしょう。
これはおまけですが、freeeはアプリ版も存在しているようですが、マネーフォワードは家計簿版のアプリはありますが、ビジネス版のアプリはまだなさそうです。
その代わりchromeウェブストアにはマネーフォワードがあってfreeeがないみたいです。
freeeは元googleの人が開発したってことで話題になったんですけどね。
結論:会計をかじったことのある人にはマネーフォワードをお勧めします。
rucaroさんが今年中に自動同期機能を追加するかもしれません。
そうなるとfreeeなどのサービスを展開している会計ソフト業界はどうなるのでしょうか?
freeeが流行った理由としてはやはり自動同期が大きいのかなと思います。
以前からクラウド版の会計ソフトはありましたが今ひとつ浸透していませんでした。
それは社会的にまだクラウドの認知が低かったからだとは思います。
freeeは私も使用したことはあるのですが、他の会計ソフトを使用していた人からすると使い勝手はいいとは思えませんでした。
自動同期といっても同期できない時もあるし、同期したけど同期されてない部分があったりとどうかな。。と思うこともありました。
あと、同期した科目の選択(これはCSVインポートも同じですが)をしなければならなかったり、現金取引は別途入力が必要になったりと。
だったらCSVでインポートしたほうが私はいいかな・・と。
とはいえ、今まで無料で使えるクラウド版会計ソフトでCSVインポートに対応するようなソフトがありませんでした。
海外版なら存在してました。
WAVE会計ってやつですね。
これはfreeeのインターフェイスによく似てる。
おそらくですが、freeeさんはこのソフトを参考にしたのではないでしょうか。
しかし、つい最近rucaroさんがCSVインポートに対応しました。
これは素晴らしい進化です。
無料で、しかも自分のサーバー上で会計ソフトを利用できる。
他の会社に会計情報を預ける必要もないので安心感もあります。
しかも他にもいろんな機能がついてます。
今回自分の決算で本格的に使用して驚いたのが固定資産管理です。
固定資産台帳を作成出来るだけなら当たり前ですが、減価償却費を自動で計上してくれます。
これは便利
そして次に自動同期にも参入するそうです。
このシステム自体はそんなに難しいことではないのでしょう。
ログインさえすればCSVでデータ落とせる時代ですし。
まだまだrucaroさんは浸透していないように思います。
検索してもあまり記事が出てこないし、私の記事がトップに出てくるくらいですから。
これからもっと認知されるようになれば選択肢も広がるし面白いのですけどね。
自分でサーバーに設置してデータベース接続してという作業はまだ敷居が高いのかもしれません。
ちなみにrucaroさんを設置するなら、ヘテムル
がお勧めです。
データベースは作りやすいし、設定画面も分かりやすく、FTPでのWebDAVもありがたい。
最初はワードプレス専用のXサーバーにしてましたが、最初から、ヘテムル
にしておけばよかったです。
接続出来なくてrucaroを使えないという人のためにデータベースを一つ解放して、インターフェースとか使用感をお試しできるようにしてみました。
こちらからログインしてください。
ID:admin
PASS:test=3A
rucaroで決算書を作成したらあとは税理士に特化したクラウドソーシング、タックスラビットで確定申告を依頼しましょう。
全自動のクラウド版会計ソフトが新たに出てきました。
※マネーフォワード
この分野はfreeeが第一人者でしたが、新たに参入してくることで低価格競争にいくのか付加価値をつけた戦略で行くのか面白くなりそうです。
freeeさんは色々と同期機能をリリースしているのでどこまで全自動でいけるのか楽しみではあります。
この方法が主流になったら経理は仕事なくなるでしょうね。
単純な入力作業を生業にしていたら死活問題です。
今後はプログラミング出来る人が大量に必要になってきます。
後は営業やプログラマーを使ってサービスを生み出すような人ですかね。
技術やアイディアや行動力がある人が生き残るのかな。
ただでさえ会計事務所は経営難なのに余計淘汰されていきそう・・・。
ちなみにfreeeを何度か使用してみましたが、会計事務所側にとってみれば使い難いシステムだなと感じました。
振替伝票で仕訳するのに慣れてるだろうからfreeeのUIはいまいちしっくりこない。
まぁ、慣れるとそうでもなくりますが、修正しようとしても操作感がつかみにくかったです。
月額も個人は980円、法人は1,980円なのでけっして安くはありません。
法人の場合最終的に確定申告まで出来るわけではないですし、そこまでユーザー側で完結させようとはしてないのかもしれません。
現在の会計ソフトはインポート機能がしっかりしてるので、全自動ではなくてもあまり関係ないような気もします。
多少PCに関してわかっていれば、カード情報やWEBバンクからCSVでデータをエクスポートさせればそれをそのまま会計ソフトにインポートできます。
クラウドにしたければrucaroを利用して自分のサーバーで管理すればいいし、わざわざ月額を払ってまで利用する必要はないとは思います。
マネーフォワードさんも有料にするようなことを書いてましたが、こういったサービスは無料にした方がいいんじゃないかな。